季節のおすすめスキンケア vol.31

“顔冷え”は“老け見え”の原因!?
美肌をつくる温め習慣

12月に入って急に寒くなってきました。寒くなると「なんだか顔色が冴えない」「保湿しても乾燥してしまう」「なんだか顔が老けたように見える」… そんなことはありませんか?その原因のひとつが“顔冷え”。冷たい外気にさらされ顔の温度が下がることで、くすみ・ごわつき・乾燥といった冬の肌悩みへつながるのです。
肌の温度は美容にとって意外と重要なポイント。顔がほんのり温まっている状態のほうが、美容成分はぐっと浸透しやすくなると言われています。つまり「肌を温めてケアする」ことが、冬の美肌づくりの近道なのです。

 

 “顔冷え”が起こす冬の肌トラブル

“顔冷え”はなぜ肌トラブルにつながるのでしょう?
それは肌温度の低下による血行不良が原因。顔の温度が下がり血行が悪くなると、肌の血色が悪くなりくすんだように見えます。また、血液によって運ばれる肌に酸素や栄養が肌に十分に行き渡らなくなり、肌のターンオーバーが乱れる原因に。古い角質がいつまでも肌に留まるので、肌はごわつき、透明感も損なわれてしまいます。さらにターンオーバーが乱れた肌は乾燥しやすく、バリア機能が低下。水分を保持する力が落ちてしまい肌から水分がどんどん奪われていきます。乾燥した肌は柔軟性を失い、目元や口元などよく動く部分に小じわができやすくなります。
これが“顔冷え”→→→“老け見え”のメカニズムなのです。


“顔冷え”が引き起こす肌トラブルを防ぐには、肌の温度を上げ血行を良くしてあげること、しっかり保湿することが不可欠です。効果的な保湿と血行促進メソッドをご紹介します。

 

 

手の温もりでほぐす、美容オイルで温め保湿

この季節、十分に保湿しているはずなのに肌の乾燥が気になるという方はお手入れの際の肌の温度を意識してみましょう。肌が冷えていると美容成分が浸透※しにくくなるといわれています。
まずは、お手入れの前に手のひらをこすって手の温度を温めてから行いましょう。化粧水や乳液を手にとったら両手のひらを合わせて温めてから肌になじませます。手の温もりを顔に伝えるような気持ちで、こすらずに押し込むようになじませることで刺激を与えず保湿できます。

さらにバオバブ美容オイルを1、2滴手にとり、両手のひらを合わせて温めてからうるおいにフタをするようになじませます。油分による保護膜ができることで乾燥を防ぎ、肌のやわらかさが格段に変わります。温めた手でぴったりとすみずみまでうるおいと温かさを行き渡らせましょう。

 

 

 顔全体の血流UP!簡単フェイスエクササイズ

顔は意外と筋肉を使っていない場所。寒い場所にいると顔の筋肉もこわばりがちになってしまいます。簡単なエクササイズをするだけで血流がアップ、自然な温感が生まれるだけでなく、表情も明るく見えてきますよ。

〇あいうえおエクササイズ

口を「あ・い・う・え・お」の形に大きくゆっくり動かします。
これをひとつの口の形につき2秒かけて大きく動かすのがポイント。
力を入れすぎず、気持ちよく動かすことが大切です。口元をしっかり動かすと顔全体の筋肉がダイナミックに動き、顔がポカポカするのを感じるはず。



〇舌回しエクササイズ

舌は顔の中でもかなり大きな筋肉。舌を動かすことで口腔内や舌の付け根周辺の血流がよくなり、顔の内側から温かさを感じます。
口を軽く閉じ舌を歯ぐきに沿わせるように大きく1周させます。右回し・左回し10回ずつが目安です。

 

 

冬は“肌をあたためて守る”季節。
乾燥対策や保湿に注目しがちな冬肌ですが、実は「肌温度」を意識するだけでケアの効きめが変わるはず。手で温めながらの保湿、表情筋や舌を動かす簡単エクササイズと、すぐにできて続けやすいものばかり。冬こそ“温かい肌”をつくり、美しさを守る季節ケアを習慣にしてみてください。

※角質層まで


美容ライター
鶴崎麻奈 日本化粧品検定1級

 

今回ご紹介したアイテム

¥3,960
emiii BAOBAB SKIN OIL

 

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