季節のおすすめスキンケア vol.35

今こそ始めたい
夏に向けた肌の土台づくり

春になるとなんとなく肌の調子が不安定になる─

そんな“季節のゆらぎ”を感じる人は少なくありません。冬を越えた肌はもともと乾燥の影響を受けやすく、そこに春特有の花粉やほこり、寒暖差、強まり始める紫外線など、肌にとって刺激になりやすい要素が重なります。すると肌表面のうるおいを守るバリア機能が乱れやすくなり、かさつき、赤み、ごわつき、かゆみなどの不調が起こりやすくなります。

こうした状態を「一時的な肌荒れだから」と見過ごしてしまうと、実はその先の季節に影響することもあります。

 

 

春に乱れた肌は夏のダメージを受けやすい

肌のバリア機能が低下すると、外からの刺激を受けやすくなります。春に不安定になった肌は、これから増えていく紫外線のダメージを受けやすい状態になっているのです。

紫外線は肌にさまざまな影響を与えますが、「UVA」=紫外線A波、「UVB」=紫外線B波によって、それぞれ肌や身体に与える影響が少し違います。UVBは、肌表面に炎症を起こし、日やけによるシミ・そばかすの原因に。一方UVAは、肌の奥深くまで届き、シワやたるみなどの光老化を進める要因になるとされています。

だからこそ4月は夏になる前に肌の土台を立て直すタイミング。今のうちに肌を正常なコンディションへ整えておくことが、夏の紫外線ダメージを受けにくい肌づくりにつながります。

 

 

洗顔はやさしさ重視で落としすぎない

この時季のスキンケアで意識したいのは、まず“守る”こと。

肌が敏感に傾いているときは洗いすぎやこすりすぎを避け、必要なうるおいを守りながらやさしく整えることが大切です。その上で化粧水や乳液、美容オイルなどで水分と油分のバランスを補い、角層をすこやかに保つことが、バリア機能を支える基本になります。

まず見直したいのが毎日の洗顔。通常のスキンケアでは皮脂や汚れをきちんと落とすことを重視しがちですが、春のゆらぎ肌にとって大切なのは、汚れを落としながらも肌に必要なうるおいまで奪わないこと。洗い上がりのさっぱり感を求めすぎると、角層に必要なうるおいまで失われ、乾燥やつっぱり感を招きやすくなります。

 

この時季は朝の洗顔をぬるま湯だけにしたり、やさしい洗浄力の洗顔料を選んだりと、“落としすぎない”ことがポイントです。夜のクレンジングや洗顔も、長時間肌にのせず、こすらず、短時間でやさしく済ませることを意識しましょう。

 

 

保湿は“与える”から“逃がさない”へ

洗顔の後の保湿にも気をつけて。

気温が上がり始めるとベタつきが気になりつい保湿を軽くしたくなりますが、今の時季は肌がうるおいを保てる状態を立て直すことが優先です。バリア機能が乱れている肌は、水分を抱え込む力が弱くなっているため、せっかく与えたうるおいも逃げやすい状態になっているからです。

そこで意識したいのが「逃がさない保湿」です。

化粧水で水分を補ったら、うるおいを閉じ込めるようにバオバブ美容オイルを1〜2滴手のひらに広げ、顔全体を包み込むようにハンドプレスしてなじませます。ほほや目のまわり、口元など、乾燥が出やすい部分にはもう1滴重ねづけすると肌の安定感が変わってきます。

 

 

春にゆらいだ肌を、そのまま夏へ持ち越さないこと。それが、これからの季節を心地よく過ごすためのスキンケアの第一歩です。今のうちに肌の土台をていねいに整えておくことが、紫外線や乾燥に負けにくい、すこやかで美しい肌へとつながっていきます。

 

 

美容ライター
鶴崎麻奈 日本化粧品検定1級

 

今回ご紹介したアイテム

¥3,960
emiii BAOBAB SKIN OIL

 

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