emiiiバオバ部インタビュー 「好き」をライフワークに!ゼロから始めた町のお花屋さん

emiiiをご愛用いただいている皆様やemiiiに関わる人々など「バオバブ」でつながるコミュニティemiiiバオバ部。バオバ部インタビューでは、部員の皆様のライフスタイルやライフワーク、こだわりや好きなコトモノなどを伺いながら「価値観」や「自分らしさ」について考えます。

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バオバ部インタビュー vol.2
BibiNana FLOWER SHOP 店主 網代華代さん

「好き」をライフワークに!
ゼロから始めた町のお花屋さん

 

住宅街の中にある小さなお花屋さん「BibiNana FLOWER SHOP」。中に入ると鮮やかな色彩と共に、わぁっと花の香りが広がります。  

 


こんにちは!とカウンター越しに明るい笑顔で迎えてくれたのは「BibiNana FLOWER SHOP」店主の華代さんです。

店内はお花との距離感が近く、間近でじっくりひとつひとつの花を感じることができます。日常の生活の中で、ふらっと立ち寄って一輪買って帰りたくなるような、そんなお店です。
こちらのお花屋さんは撮影などで使用する花材準備にご協力いただいています。

撮影に伺ったのは11月初旬。秋色の落ち着いたトーンが広がっています。

所狭しと並べられている草花は、定番の季節の花や枝物、ちょっとマニア向けなコアなものまで色とりどり。バラエティに富んでいて花選びが楽しくなるようなラインナップ。それでいてどことなく統一感がある優しい雰囲気。天井や壁にはアンティークな色合いのドライフラワーやリース、スワッグがずらっと並びます

 

はじめの一歩は家族が背中を押してくれたこと。

華代さん:

一番下の子が小学校に上がるタイミングで何かを始めることを目標にしてました。せっかくなら大好きな「植物」に関わる仕事がしたいなと漠然と思っていたんです。その時点では、まさか自分でお店をやろうとは思っていなくて、大好きな土いじりやお花に関わる仕事ができたら良いなと思っていました。
ただ、いざやりたい仕事を探すと、我が家の生活スタイルに合う形が見つからなかったんです。そんな時に「自分でやっちゃいなよ!」と夫が背中を押してくれたんです。

そこからは、急ピッチで話が進みました。家族が後押ししてくれたこのお店は私にとっては宝物。お店の名前は、同じく家族の宝物であり一部である猫の「ビビ」と「ナナ」からつけました。

お店のロゴは2匹の猫ちゃんと家族5人がモチーフ。

 

好き!を実現した行動力。

テキパキと仕事をこなす華代さん。驚いたことに、お花に関わる職業経験はなかったのだそう。

 

華代さん:

前職は全く違う職種でしたし、産後は育児優先でしばらく主婦業に専念していました。そんな中でも土いじりは大好きで、四季折々たくさんの植物を育てていました。秋に植えて春に芽が出て花が咲いて──。っていう自然のサイクルを毎年楽しんでいました。私の母も大の植物好き。幼い頃から草木花々は身近な存在でもありました。

とは言え、仕事としての経験値はゼロ。

まずは基本のキを教えてもらうべく、市内のお花屋さんに基礎修行させてもらうことからスタートしました。門を叩いて「ノウハウを教えてください!」と直談判!突然の訪問に、最初は驚かれましたが、事情を話すと快く受け入れてくださいました。

華代さん:

知らないことを教えてもらう日々は、とっても新鮮で楽しい時間でした。特に切り花の専門的な取扱経験がなかった私にとっては全てが興味津々!鼻をふんふん言わせながら興奮気味にやっていたと思います(笑)。

 

誰かから何かを教わる機会って、この歳になるとあまりないですよね。お世話になったオーナーさんも昔同じように人から教わったそうです。私を受け入れてくれたのは、今度は自分が何かを伝える番だと思ってくださったからだそうです。本当にありがたいですし、今も常に尊敬する大先輩です。

花束やアレンジメントの技術は独学で学んだそう。

 

華代さん:

花束やアレンジって決まりごとがないんです。基礎となる部分は教えていただいたので、あちこちのフラワーショップのアレンジや花束をたくさん見て、自分の感性に従いながら独学で勉強しました。なので今も毎日が勉強中なんです。

 

つながりを類い寄せてゼロから始めたお店作り。

華代さん:

家族が全面協力してくれたことで、とにかく勢いだけはあって「お花屋さんをやるぞ」という事だけは決まっていました(笑)

だけど、店舗作りから必要な道具や資材、市場の情報まで、全てが手探り状態。実はこの準備過程を、SNSで投稿していたことで、お花業界の方とつながることができたんです。そこから更につながりの輪が広がるという形で、とんとん拍子に色々な事が進んでいきました。

出会いの縁に助けられ、思い立ってから1年程度でオープンすることができました。

市場の方々や資材屋さん、お花の生産者の方やスタッフなど、準備過程で出会った全ての人たちとの出会いに感謝しています!

 

そっと寄り添うそんな存在に。

華代さん:

このお店は、生活の合間にふらっと立ち寄れるような身近な存在のお花屋さんでありたいなと思っています。

お店が我が家の敷地内にある事もあって、私も子ども達も、お店と家を行ったり来たり。わりと自由に伸び伸びやっているお店です。近所のおうちに遊びに来るように気軽に来てもらえたら嬉しいです。

 

買い物帰りにちょこっと覗いて一輪連れて帰る。季節の花でもいいし、好みの花や枝物でも。BibiNanaから連れて帰ったその花が、そうやっておうちの中を少し明るくしてくれたらいいなと思います。

 

もちろん花束やアレンジのお手伝いも嬉しいです。お祝い事やシーズンごとに、花束やアレンジのご注文もたくさんいただきます。

花束って特別な日に贈ることが多いものですよね。その「特別」をお手伝いさせてもらえるのはすごく嬉しいですし、花屋冥利につきます。

スワッグやリース、花かご作りのワークショップも。

 

華代さん:

お花を通して一緒に何かを楽しめる場にもしたいなと思っていて、不定期でワークショップも開催しています。お好みの花材を選んでスワッグや花かごに仕上げます。皆さん少女になった気分でワイワイ制作されてます。小学生のお子様にもご参加いただいています。私自身も教えると言うよりは一緒に楽しませてもらっています!

外にはビオラなどのお花がたくさん並ぶ「根っこもの」ゾーン。

苗を選んでその場で寄せ植えが作れるように「大人の土いじりコーナー」も作ったそう。鉢の持ち込みも自由!こんなお花屋さんはなかなかありません。

 

お客さんとの会話が原動力に。

華代さん:

大好きな仕事ではあるけれど、市場の朝は早いし立ち仕事で足はパンパン、体力的に大変だったりしんどいこともあります。家の事や子供の事で気を揉む事もあります。女性なので気持ちのアップダウンは必ずやってきますよね。

 

そんな時、お客さんとの会話に元気をもらうことが多いんです。

「この前のお花、可愛かったよ!」「花束喜んでくれたよ!」そんな嬉しい反応を聞けると、あぁこの仕事をやっていて良かったな!って思うし、この仕事を続けられる原動力であり糧となっています。

華代さん:

お花達は喜んでくださる方の元へ「嫁がせたい」気持ちでいます。だって花にしてみたら、大切に綺麗に育てられていたのに突然バサッと切られてトラックに乗せられて並べられて…。なんだかちょっと切ないでしょう?

BibiNanaで仕入れたお花は責任を持って、この子可愛いねって言ってくれる人に届けられたらいいなと思っています。

 

お客さんの声は生産者さんにもお伝えするようにしています。

生産者さんが一生懸命育ててくれたお花を、BibiNanaがお客さんに届けて、そのフィードバックを今度は生産者さんに届ける。そうやって「嬉しい」をつなぐことができたなら、私ももっと嬉しい気持ちになれるんです。

 

忙しい毎日の私なりのスキンケア。

華代さん:

私の普段のスキンケアはクレンジングと洗顔、化粧水、乳液のシンプルスタイル。一日中動き回って疲れた肌をパシャっと潤してくれる化粧水は大好き。
どちらかと言えば地黒肌で若い頃は肌を焼いていたやんちゃ時代があったので、美白タイプの化粧水はあれこれと試しています。

実は以前、オーガニック系のスキンケアで荒れてしまったことがあるんです。それ以来なんとなく自然派系のスキンケアはちょっと敬遠していました。

ですがemiiiは全く問題なし!バオバブ美容液を使っていますが、するんと肌へ馴染んでいくので気持ち良いんです。無香料タイプなのですが、成分本来のほんのりとした香りがある気がします。花でもなく土でもなくやさしい檜のような植物っぽい香り。

すごく使い心地が良いので化粧水も出して欲しいなって思います。ぜひ美白タイプも!

水を扱う仕事なのでどうしても手は荒れやすいですね。特に冬は早朝から冷たい水に手を入れての作業なので手はトラブルだらけ。
ピタッと吸着する感覚のバオバブボディミルクは、表面のベタつきが残らないので仕事中でも使いやすいですね。

冬は子ども達も肌がカサカサと乾燥しやすいので、今年の冬はバオバブボディミルクでケアしたいと思います!

最後に今後の目標をお聞きしました。

 

華代さん:

生産者さんが手塩に掛けて作り出す「こだわりの花」を取り扱えるようになりたいです。愛がたくさん詰まった素晴らしい花々を、お客さんに知ってもらいたいです。
切り花も好きですが「根っこもの」が大好きなので花苗を広げて行きたいと思っています。お客さんと一緒に土いじり遊びがたくさん出来たら嬉しいです!

 

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年齢を重ねるごとに自分の「好き」や「価値観」は定まってくるけれど、それをライフワークとするのは難しいと感じてしまう方が多いのではないでしょうか。 
そんな中でも40歳を前後して次のステージを考える人が多いように感じます。
毎日忙しい日々を過ごていると、その一日日の繰り返しに慣れてしまい、大きなスパンで人生を考えることを忘れてしまいます。
人生のターニングポイントは、まず自分の「やってみたい」を「実感して」「実行する」ことなのかもしれません。 

ちょっと勇気がいる事でも、そっと自分を押してくれる「何か」があったなら、動き出した車輪のように案外進めてしまうものなのかもしれませんね。

 

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▼華代さんにご愛用いただいている商品

emiii BAOBAB ESSENCE
エミィ バオバブ美容液(保湿美容液)
無香料 50mL

Moisturizing serum goes your skin on smootly and silkily.
-Unscented-

 

emiii BAOBAB BODY MILK
エミィ バオバブ ボディミルク(全身保湿ミルク)
無香料 100mL

Body milk moisturizes your dry skin.
-Unscented-



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取材ご協力
BibiNana FLOWER SHOP 店主 網代華代(あじろ かよ)さん

BibiNana FLOWER SHOP(ビビナナフラワーショップ)
Instagram:@bibinana_flowershop
千葉県白井市根164-40
営業時間:10:00〜17:00
定休日:水曜、日曜(不定休)

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